2009年02月26日

伊勢交通規制ポスター

ちょっと古いネタになるが・・・年末年始の伊勢西と伊勢ICの出口規制のポスターが今夜の添付写真
なんたって「蘭陵王」が桴で、ほれ見てみぃ、って示しているポーズの使用が信じられない(むろん舞楽【蘭陵王】の舞の所作の一つの使用)。神宮司庁さんが、よくOK出したものだと、、、そんなユーモアに拍手わーい(嬉しい顔)
蘭陵王が登場する意外性で、案内ポスターを写してしまった。
12月31日〜1月4日&1月10〜12日は、両ICが出口規制を行い、通常の駐車場が使用不可になるのだろう。遠隔地に駐車場を設けて、そこからシャトルバスに乗って参宮に向かうのが、パーク&バスライド方式。
(添付写真は先月11日、新名神の土山SAで撮影;Nikon CoolpixL12)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

park&busNitta.JPG
posted by gagaku at 21:12| Comment(4) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月22日

筑前琵琶の会・写真

今日は午前の仕事後に、知人が演奏される筑前琵琶の発表会に行ってきた。多くのお弟子さんが順に発表されるのだが、琵琶以外にも剣舞、居合に詩吟など師範の来賓出演もあり、バラエティーに富んだ発表会で、素人さんの発表会とはいえ十分に楽しむことができた。やはり圧巻は、大教範師の筑前琵琶での【俊寛慟哭】である。繊細な音色から大胆で迫力ある響きまで、俊寛の心情と劇変化を演奏し詠われるのは、鳥肌立つような見事さであった。
名古屋能楽堂にて(Photo free)、Nikon CoolpixL12
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

chikuzenNitta.JPG
posted by gagaku at 19:51| Comment(3) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月28日

舞楽【迦陵頻】と能【羽衣】 ・写真

この記事、のURLに引越しました(10月9日)。どうぞ御高覧下さい。
http://www.photoland-aris.com/myanmar/ HP【舞!組曲

iseUPkaNitta.JPG
posted by gagaku at 17:01| Comment(6) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月27日

能【羽衣】・写真

今月23日、伊勢神宮秋季神楽祭の日には内宮参集殿能舞台において、喜多流能楽の奉納も行われていた。全て素人さんの稽古発表で、素謡や舞囃子の間に能が一曲奉納された。ちょうど参集殿に入った時には羽衣】の途中であったが、意外だったのは天女(シテ)の冠り物である。これまで鑑賞した【羽衣】は、自分の流派の宝生流や他流派では観世流であるが、それらの流派での冠り物は“鳳凰天冠”であった。が、今回の喜多流では牡丹の花が付いた天冠であった。喜多流の方に伺ったが、これは喜多流では牡丹を付けた天冠だそうだ。独特と云えば、今回の替演出(小書)は「舞込み」であり、最後に天空へ飛翔する前に橋掛かりでの舞があるのも、特徴あるだろう。
今回の能【羽衣】のシテは素人さんの発表である。能の仕舞や謡を稽古する者にとって、究極が装束をつけ面をかけての能の上演であることは言うまでもない。素人である自分以外、立方と囃子方を全てプロの方に舞台を引き締めてやって戴く能の稽古発表は、趣味の世界の最高峰の贅沢であろう。
(今月23日伊勢神宮内宮参集殿能舞台で撮影;Nikon D300+VR70-300mm)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

hago1Nitta.JPG



天女(シテ)の羽衣を奪った白龍(ワキ)は、天女が舞を披露することを条件に羽衣を返す。
シテ)「いや疑いは人間にあり。天に偽りなき物を
ワキ)「あら恥ずかしやさらばとて。羽衣を返し与ふれば
シテ)「乙女は衣を着しつつ。霓装羽衣の曲をなし。

天女は白龍から返された羽衣を着て、天女の舞を舞いながら天空へと消えていく。
シテ)「南無帰命月天子。本地大勢至。」
)「東遊の舞の曲
    《序之舞・破之舞
)「三保の松原浮嶋が雲の。愛鷹山や冨士の高嶺。かすかになりて天つみそらの。霞にまぎれて。失せにけり
)上記の謡は、宝生流謡本による。
hago1Nitta.JPG
posted by gagaku at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月22日

生田神社 雅楽の夕べ(平成20)・写真

この記事、のURLに引越しました(10月9日)。そちらを御高覧下さい。
http://www.photoland-aris.com/myanmar/HP【舞!組曲】
ikutaUPraNitta.JPG

posted by gagaku at 20:18| Comment(5) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

能【井筒】のLP&DVD・写真

私が好きな能の三本指に入る曲に、【井筒】がある。
物語⇒旅僧が在原寺に立ち寄り、業平とその妻を弔っていた。
なきだにものの寂しき秋の夜の
人目まれなる古寺の

すると何処からとも無く女(前シテ)が現れ、業平の古塚を詣でながら業平と紀有常の娘の生前の由縁を語る。詳しさのあまり僧が問いただすと、自分こそ紀有常の娘(井筒の女)であると名乗って、井筒の陰に消えていく。月夜に僧がまどろんでいると、業平の形見の直衣を身に着けた井筒の女の霊(後シテ)が現れ、業平になりきって舞を舞う。
形見の直衣身に触れて
懐かしや昔男にうつり舞/
さながら見みえしむかし男の
かむり直衣は女とも見えず
男なりけり業平の面影/

序ノ舞
が、やがて女の姿はおぼろげにうすれ、僧は夢から覚める。
この能、“能らしい”と云われる複雑な構成となっている。シテの男性が井筒の女に扮する。その女が業平という男性に憑かれるのだから、男→女→男、ということになる。そのような複雑さも違和感無く、秋の夜の荒れ果てた古寺の井筒の前へ意識をスリップしてしまう。
その能【井筒】は、昔は素謡のLPや、お囃子が入った演能形式のLPも出ていた。が、残念ながら今では【井筒】のCDは見当たらない。しかしDVDで能【井筒】が楽しめる。NHK収録で昭和52(1977)年2月27日に放映された映像のDVD化である。喜多六平太記念能楽堂の落ち着いた色調の檜舞台が格調高く、この能にふさわしい。シテは観世寿夫師である。誠に美しく気品に満ちた舞で、収録時間84分間があっという間である。惜しいのはアイが省略されていることだろう。アイ狂言まで収録したら、2時間近くになって収まらないとしたら2枚組みでも良かったろうに(元々収録されていなかったのかもしれないが)。
いづれも私の稽古流派の宝生流ではなく観世流であるが、鑑賞には流派の枠を超えて楽しめる。

添付写真は、そのDVDと素謡のLP。
LP(観世元正、観世元昭)は昭和50(1975)年キングレコード発売(KHA18)¥2,000。
DVDは平成18年NHKエンタープライズ発売。シテ;観世寿夫、ワキ;宝生閑、笛;藤田大五郎、小鼓;大倉長十郎、大鼓;瀬尾乃武 他(¥4,700+税)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
NohIzuNitta.JPG




写真;LP 能【井筒】。素謡ではなく、能形式である。シテ;梅若景英、ワキ;宝生閑、笛;一噌仙幸、小鼓;北村治、大鼓;亀井忠雄 他(¥2,000)
昭和52(1977)年 東芝EMI(TH-60039)発売
ジャケットの写真が大変に美しい。能【井筒】のイメージにピッタリの写真だ。
izuLP Nitta.JPG
posted by gagaku at 20:38| Comment(40) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

西宮神社 観月祭 ・写真

昨日は西宮神社(兵庫県西宮市)さんで行われた、観月祭に行ってきた。祭典に引き続き、女人舞楽 原笙会さんによる舞楽、そして識者演奏家グループによる管弦が奉奏された。
添付写真は原笙会さんによる舞楽【柳花苑】である。この曲、《源氏物語》に一箇所 名前が出てくるらしいが、女人の舞であった舞は、千年も前に絶えて曲だけが残っていたという。それが平成元年に原笙子氏によって「信西古楽図」の舞姿を参考に復活されたのが、現在の舞である。男性の平舞よりも動きが早く、平安時代女官姿が元となったという装束がヒラヒラと翻って、世にも美しい。舞ぶりも女性専用の舞らしく可憐かつ流麗で、この曲を復元された原笙子氏の実力の程が偲ばれる大変に美しい舞であった。【平安舞】は五節舞をアレンジした舞で、こちらも大変に素晴らしく、仲秋の名月にふさわしい雰囲気とストリー仕立てに両曲で構成されていた。
渋滞の東名阪道、新名神、京滋バイパスそして名神高速道と走り抜けて拝見・撮影しに行った甲斐があった。
尚、当日の演目は下記の通りであった。
舞楽【柳花苑】【平安舞】
管弦 盤渉調 【秋風楽(天王寺流楽譜による復元演奏)
(昨夜の撮影;Nikon D300+VR18-200mm)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

ryuuNitta.JPG
posted by gagaku at 09:43| Comment(72) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月24日

雅楽演奏会 ・写真

I氏の御案内で今日は午後から、第七回合同雅楽演奏会名古屋雅楽会・若竹雅楽会・舞楽はなのみち会 @名古屋市千種小劇場)を拝聴・撮影してきた。会場はローマのコロセウムを連想するように、客席が舞台を取り囲むように配置されたユニークなホールである。開演時刻頃には満席となる人気ぶりであった。
ホールへ入る前に玄関先でウロウロしていたら、私を呼ぶ声が、、。振り向くと、神宮の楽師さんの某先生のご尊顔が。突然のことで、しかも今日は洋服であるから驚いた。開演まで、次回の神宮の秋季神楽祭での「迦陵頻」の話になった。舞女さんの大きく天に飛翔するが如く反る舞ぶりが美しいという話をしたら、あれはそのようにするように指導している訳ではないが、自然に反るようになっているとの事。教えられる訳でもないのに反るのは、自然と飛翔するような気分に成り切ってしまうのだろうか。教えられるのでもないのに、そのようになるのが神宮の迦陵頻の特徴になっているということも素晴らしい。そのようなお話してるうちに、開演時刻となった。

曲目は下記の通りであった。
管弦 平調 音取三台塩急盤渉調音取 青海波
舞楽 敷手 抜頭、 太食調 音取 長慶子
(撮影機材;Nikon D300+VR18-200mm)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

写真2枚 ■右方舞楽「敷手
舞の途中で、向かい合い膝まついて装束の右肩を脱ぐ。そして舞台を回るように舞う。会場の客席が階段状に高くなっているので、俯瞰するように舞が拝見できた。このようなすり鉢の底で舞うような舞台だと、鑑賞者は舞の周る様が良く分かる。美しい舞であった。

Chikus1.JPG


chikus2.JPG



写真2枚 ■左方舞楽「抜頭
ファインダー越しにも気迫が伝わってくる、力強い、見事な舞であった。素晴らしい舞の時は、ファインダーを覗いていても写欲を刺激するが如くに、心に伝わってくるものがあるものだ。
chikus3.JPG


chikus4.JPG
posted by gagaku at 19:42| Comment(12) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月11日

DVD 能【鉄輪】 ・写真

添付写真上段DVD 能【鉄輪】
平成16(2004)年8月27日、札幌メディアパーク・スピカにおいて行われた蝋燭能のライヴ録画DVDが出ている。電気照明ではなく蝋燭の照明で演じられた、能【鉄輪】の記録である。立方、囃子方ともに素晴らしく、緊張感漂った鋭い演能となっている。
能【鉄輪】の物語は平安時代、陰陽師の安倍晴明の活躍する世である。呪詛の丑の刻参りの深夜、そして怨霊調伏の祈祷など、平安時代の闇と灯りを演出するには蝋燭による能は最適であろう。能は元来、昼間から行われていた事例が多く、実際の演能で蝋燭能が室町末期の能のスタイルを再現しているかは別問題として、電気照明の能楽堂で観ることが殆どであるから、蝋燭能は新鮮に感じる。ただ、、、この能の蝋燭による照明は、明る過ぎやしないか。橋掛かりから舞台周囲まで、ずらりと並んだ蝋燭は、電気照明と同じくらいに明るい。このDVDを見ると蝋燭を用いた能とは、何本位の蝋燭で、どの位の照度で行うかという問題が浮上するだろう。私は一度、名古屋能楽堂で蝋燭能を観ているが、それに比べてもかなり明るい。

添付写真下段は、私が撮影した 能【鉄輪】。
電気照明による演能であるが、フラットな照明でなかったので、安倍晴明の祈祷祭壇に襲い掛かる橋姫の生霊の目元が暗く落ち込み、鬼気迫る凄まじい表情となった。
撮影機材;Nikon D70+80−200mm、
添付写真上段のDVDとケースの撮影は、Nikon CoolpixL12
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

kana2Nitta.JPG


kana1Nitta.JPG

posted by gagaku at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月05日

篝の舞楽(平成20年度)舞の写真

この記事と写真、↓のHPへ引越し致しました(8月9日)。
http://www.photoland-aris.com/myanmar/near/127/
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
kagariUP.JPG
posted by gagaku at 20:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

篝の舞楽(平成20年度)・写真

8月4日(月)、四天王寺(大阪市天王寺区)さんの伽藍内講堂前庭において、19時から『篝の舞楽』が献奏されたので、撮影してきた。次第は下記の通りであった。
一、挨拶 
二、舞楽【振鉾(えんぶ)】
三、献灯献茶         
四、篝の火入れ 
五、左方舞楽【北庭楽(ほくていらく)】
六、右方舞楽【蘇利古(そりこ)】
七、左方舞楽【蘇莫者 (そまくしゃ)】
八、雅楽 長慶子(ちょうげいし)

添付写真ではD300に70−300mmF4.5-5.6を付けているが、結構暗かったので直前に80−200mmF2.8に付け替えて撮影した。
とにかく鳥肌立つ程の素晴らしい舞と演奏であった
とりあえずコンパクトデジカメで愛機を写した写真のみUP。
現地を21時ジャストに出発、走行時間2時間で自宅に帰着した。
(昨夜の撮影;Nikon CoolpixL12)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

08kagari1Nitta.JPG


posted by gagaku at 00:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月31日

雅楽がユネスコ無形文化遺産に・写真

文化庁は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が来年作成する世界の代表的な無形文化遺産のリストに、国の重要無形文化財になっている「雅楽」も登録提案するという(今朝の中日新聞)。既に内定している「能楽」「文楽」や「歌舞伎」と同時に、17件が登録されるらしい。雅楽(舞を伴った舞楽を含む)を撮影して、いろんな方と知り合いになれたが、当初に思っていたより雅楽の演奏を稽古される方が多いのに驚いた。私は能楽の謡と仕舞を稽古(現在休止中)しているが、お師匠様について稽古する仲間がご高齢の方が殆どであったのに比べて、雅楽を稽古される方を拝見すると、平均年齢が若いのも特徴である。雅楽という特殊な音楽は身近でないと思っていたのだが、稽古される方が意外に多いのに驚いたのだ。それでも世間一般から言ったら雅楽は、まだまだマイナーであろう。一般的には、結婚式会場で聴いたことがあるとか、初詣の神社でテープで聴いた、という認識が殆どであろう。ユネスコ登録されたから何が変わるのか?といえば、雅楽自体は変わらないだろう。しかし興味本位に聴くことから、私のように聴くだけファンが増える可能性はあろう。雅楽が多くの人に関心を持ってもらえ、ファンが増えて、雅楽界が発展するのならユネスコ登録は意義あることだろう。
添付写真は、伊勢神宮の秋季神楽祭での【振鉾】。一番多く拝見している舞楽の舞(汗)。
(2007年9月22日撮影;Nikon D80+VR18-200mm)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

iseenbu.JPG
posted by gagaku at 21:02| Comment(7) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月23日

拙写真掲載書籍の御案内・写真


zukainippon.JPG私の撮影した写真7枚掲載された書籍が、発売されました。

東京堂出版からの、田中健次著【図解 日本音楽史】(¥2,600+税)です。

下記に書籍の項目を記しましたが、私自身、能・狂言や雅楽についての書籍は読んだことがあっても、他の日本音楽に関しては興味があっても何を読んでいいのか躊躇することが多々ありました。ですが、この書籍は過度に専門的過ぎず、それでいて簡単すぎることもなく、いろんなジャンルを読める素晴らしい本で、たいへんに参考になる本です。本のタイトルにも図解とありますように、図や表が多く使われることによって、難解になりがちな日本の伝統音楽が、巧くまとめられ執筆されてます。
私の写真が使われているからという意味ではなく、内容的に素晴らしい本ですから、日本伝統音楽に興味ある方には、初心者の方のみならず専門家の方、また教育現場の方々に絶対にお薦めです
どうぞ宜しくお願いします。

(【図解 日本音楽史目次より)
第1章 日本音楽のあらまし
 第2章 雅楽
 第3章 声明
 第4章 能楽
 第5章 琵琶楽
 第6章 尺八楽
 第7章 箏曲
 第8章 三味線楽 その1・発生と地歌
 第9章 三味線楽 その2・浄瑠璃
 第10章 三味線楽 その3・歌舞伎
 第11章 三味線楽 その4・近代の三味線楽――歌曲
 第12章 民謡
 第13章 楽器――その構造と用法

by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

posted by gagaku at 20:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月21日

松尾大社(御田祭)と西宮神社(万燈籠)の舞・写真

昨日は、松尾大社(京都府京都市)と、西宮(えびす)神社(兵庫県西宮市)へ参拝、撮影してきた。
松尾大社さんでは、『御田祭』が午前10時から斎行された。添付写真の上段が、御田植神事前の拝殿での祭典における、巫女さんによる「倭琴之舞」。
西宮えびす(西宮神社)さんでは、『万燈籠』において、女人舞楽 原笙会さんによる舞が19時半と20時半に、それぞれ二曲奉納された。
二曲の舞とは、「白拍子舞」と舞楽「納曽利」で、添付写真は前者の曲。境内の330基の燈籠と、4000基の蝋燭に御神火が燈されて、境内は幻想的な情景となる。
添付写真
上段=松尾大社、Nikon D300+VR18-200mm
下段=西宮神社、Nikon D300+Tamron 28-75mmF2.8
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
mayamaNitta.JPG


nishiShiraNitta.JPG
posted by gagaku at 10:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月18日

舞楽の写真展の御案内・写真

多度雅楽会様が、ふるさと多度文学館2階展示室において明日より、『童舞の写真展』(童舞以外も展示される模様です)を開催されます。 
詳細は、多度雅楽会様のHPにて→HP
私が撮影した写真も提供させて頂いてますので、展示される予定です。
添付写真は、昨年11月の多度雅楽会様の「桑名御遊」における、舞楽【散手】。
本年の秋の多度雅楽会・舞楽演奏は、添付写真と同じ六華苑庭園において、11月9日に開催される予定です。
(添付写真の撮影;昨年11月25日撮影)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
tadoPhoto.JPG
posted by gagaku at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月30日

昨日の舞楽・写真

昨日は直前にGetした情報で、雅楽・舞楽を鑑賞してきた。愛知教区 「雅楽一手一つ」による各地区の演奏会であるが、私のような部外者一般でも拝聴できるのでお邪魔してきた。
演奏曲は管弦で黄鐘調と平調「越天楽」、「陵王」等
舞楽が左右の「抜頭」と「登天楽」であった。
今日は撮影しないで鑑賞に徹しようと一眼レフは持参しなかったが、いざ舞楽が始まったら居ても立ってもおられずに、常時携帯しているコンパクトデジカメで写し始めてしまった(汗)。右方「抜頭」は面舞であるが、左方は女性が直面で舞われた。左右を同時に鑑賞できる機会って、そう無いんじゃないだろうか。左右共に迫力ある舞で感動した。あああ〜〜やっぱ一眼レフを持参しれば良かった(涙)。
(昨日の撮影、Nikon CoolpixL12、@天理教愛知教務支庁)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

tenba1.JPG


tenba2.JPG
posted by gagaku at 20:40| Comment(5) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月01日

熱田神宮 舞楽神事(平成20年度)・写真

今日は午前10時からの月次祭の斎行に続いて午前10時半から、熱田神宮祈祷殿長床において舞楽神事、舞楽の奉奏がなされた。、、、とは言うものの私は出勤日のため、昼休みに少しだけ奉拝させて頂いてきた。拝聴可能だった曲は、【喜春楽】の終わり部分、【敷手】そして【胡蝶】であった。本日の舞台は創祀千九百年記念造営の関係で、いつもの西楽所前の高舞台の設置ではなく、雨天時に使われたりする祈祷殿長床での奉奏であったが、雨天時とは違い大太鼓が舞台左側にあるのが珍しいことである。
添付写真左側は【胡蝶】であるが、せっかく祈祷殿長床横に大太鼓が有るのだから、その配置を生かしたアングルで狙ってみた。
添付写真右側も【胡蝶】であるが、蝶(巫女さん)が円周を描くように舞い遊ぶ。舞人(巫女)さんが擦れ違うように写る一瞬を狙ってシャッターを切った。誠に完成度の高い、素晴らしい【胡蝶】であった。
緑深い熱田の杜に、参道を歩いて本宮方面に歩く。すると聴こえてくる雅楽の調べ。市内の喧騒を抜けて、ぽっかりと開いた異次元のような空間である。いつまでも調べに浸り、舞に酔い痴れたいと思いながらも、仕事に戻った。。。
本日の奉奏曲は、下記の通りであった。
【振鉾】【萬歳楽】【延喜楽】【喜春楽】【敷手】【胡蝶】【還城楽】【抜頭】長慶子
添付写真は本日の撮影;愛知県名古屋市熱田区熱田神宮、Nikon D300+VR18-200mm)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

atsuKo1 Nitta.JPGatsuKo2 Nitta.JPG
posted by gagaku at 20:35| Comment(5) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月29日

真清田神社の舞楽神事(平成20年度) ・写真

今日は真清田神社(愛知県一宮市)さんにおいて、舞楽神事(午前10時〜11時45分)が斎行・奉奏された。 曲目は、下記の通り。
(神楽)桃豊舞
(管弦) 双調 音取 双調鳥急 双調 酒胡子
(舞楽)振鉾 迦陵頻 賀殿急
 長慶子

美しい真清田神社の境内で、たおやかな舞と楽に酔い痴れる日であった。早くも来年の舞楽神事が楽しみだ。
添付写真は舞楽「迦陵頻」の入手で、舞人(巫女)さんが一列に並んだところ。
(本日の撮影;Nikon D300+VR18-200mm)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
masu08 Nitta.JPG

posted by gagaku at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月12日

随心院 謡蹟 ・写真

先月30日に小野小町と深草少将に謂れの「はねず踊り」が奉納された京都山科区小野御霊町の随心院は、謡の謡蹟でもある。謡蹟とは、お能の内容(特に謡)にちなんだ史跡のことである。随心院の所在地は古来より小野と呼ばれる地で、小野氏の栄えた場所であり、小野小町の邸宅跡とも伝えられる。深草少将の小町への恋愛成就の悲恋話にちなんだ通小町】は市原野を舞台とするが、これは作者(観阿弥原作、世阿弥改訂)の創作である。もっとも現在は京都市左京区静市市原町には通称「小町寺」、如意山補陀洛寺があって、そこが小町の没した場所と伝わっている。
添付写真は、随心院にある小町化粧井戸である。朝夕に小町が化粧のための水を汲んだ井戸だという。
このような謡蹟を網羅した素晴らしいHPを拙HPと、昨日 相互リンクして頂いた。HP『謡蹟めぐり』www.harusan1925.net/ である。ぜひお立ち寄り下さい。この随心院謡蹟についても、通小町】の項に、かなり詳細に記されてあります。
(添付写真は先月30日撮影;Nikon CoolpixL12)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

komachiido Nitta.JPG
posted by gagaku at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

竹生島展望(さざなみ街道)・写真

琵琶湖東岸の長浜から木之本方面へ走るには、湖岸の『さざなみ街道(湖周道路)』が快適である。湖岸に沿って走る道路からは、遠く雪をいただいた比良山系や、湖面の水鳥など長閑な景色の広がりを眺めながら運転できる。先日訪れた『延勝寺のオコナイ』は、この『さざなみ街道』から東へ僅かに入った場所であった。
飯開神社への社参撮影が終わり延勝寺からの帰路、ふたたび『さざなみ街道』を走って長浜方面に戻る時、
竹生嶋(竹生島)】の小謡を謡いたくなる情景を見かけたので、ついつい車を停めて撮影した(添付写真)。写真の左側の島が、竹生島である。

所は海の上 國は近江の江に近き 山々の春なれや 花はさながら白雪の ふるか残るか時知らぬ 山は都の冨士なれや 猶さえかへる春の日に 比良の嶺おろし吹くとても 沖漕ぐ舟はよもつきじ 旅のならひの思はずも 雲居の余所に見し人も 同じ舟になれ衣うらを隔てて行く程に 竹生嶋も見えたりや
宝生流 謡本 内六巻ノ一  能楽【竹生嶋】より小謡

この【竹生嶋】というの作者は不明だが、一説では金春禅竹作とも云われている。『さざなみ街道』を走りながら小謡(上記)を謡うと、作者はこの情景をほんとうに歩いて取材したのだろうと思えてきた。の関連した謡跡は全国にあるが、室町時代に能楽師が全国を歩いて取材するとは、どこまで可能だったのだろうか、、、フトそのようなことを思った。
(今月11日撮影、滋賀県東浅井郡湖北町にて;Nikon D300+VR18-200mm)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
chiku Nitta.JPG
posted by gagaku at 20:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする