征西将軍府を開府して九州南朝王国を樹立した。
懐良親王が吉野朝から出立してから23年が経っていた。
その吉野を出立した時に随従したのは僅か12人で、
筆頭が五條頼元であった。頼元から第25代五條家当主
によって昨日、「御旗祭り」が五條家において斎行
されたので奉拝してきた。
懐良親王が吉野出立にあたり後醍醐天皇から賜った
御旗を「金烏の御旗」というが、五條家に伝わって
おり、その御旗が祭典において祀られる。
前夜の最終フライトで熊本へ飛び、翌朝にレンタカーで
五條家の福岡県八女市黒木町大淵へ移動した。
夜間は雷鳴轟く超悪天候であったが、祭典の行われる
頃には雨も上がって多くの参拝者が見守る中で行われた。
御旗祭りの祭典後には懐良親王が祈願した相良寺
(熊本県山鹿市菊鹿町)に参詣、そして親王らを支えた
武将菊池武光らの眠る正観寺(菊池市隈府)にも参詣
した。
その後、大谷温泉で休憩後、最終フライトで帰宅した。
その地域一帯が歴史の伝承に努めておられ、南朝の
息吹が生きたまま伝わっている雰囲気は全国の南北朝史
においても貴重である。また来年も奉拝させて頂きたい
ものである(深謝)。
なお現場には南北朝研究の第一人者であられる森茂暁先生
が来場されており、ちょうど持っていた氏の文庫本に
サインを頂けて嬉しかった。
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
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