宗良親王の二度目の出家に思いを巡らした後、
そこから約7〜8Kmの御蕎麦屋さんに寄った。
笠山三宝荒神の向かい側に有ることから、「荒神の
里 笠そば(奈良県桜井市笠)」という名前のお店だ。
途中の数百mは対向車とすれ違い困難な細い道も
有るが、ほとんど走りやすい山間道路を走って行く。
ナビ入力しているし、所々に看板が出ているので
安心だが、無ければこの先に蕎麦屋さんが有るのか
心配になるような山の中だ。すると突然の如く20台位
が既に駐車した広い駐車場と平屋の広い建物が現れる。
内部は60人は座れるような大衆食堂風で、売店でお金
を払うと番号の付いたレシートをくれる。番号を
呼ばれたら手を挙げれば席まで持ってきてくれる。
妻が注文したのは「ネギ蕎麦」で、私は「ざる」。
「ネギ蕎麦」は蕎麦が見えないほどネギが掛かって
おり、生卵だけが顔を出している。つゆにワサビを
入れて溶いてから掛けて食べるとのこと。結構な
衝撃に妻とシェアして食べたが、むろん蕎麦本体の
味ではないが、ネギ臭くもなく卵とつゆでマイルドな
味になって本当に美味しかった。その美味しさも
見かけ並みに衝撃的だ。ざる蕎麦はつゆを付けずに
頂くと、蕎麦本来の風味がわかる。少し歯ごたえが
有る美味しい蕎麦だ。
ここは桜井市笠という場所だが、国の農地開発事業で
70ヘクタールの蕎麦栽培を平成4年から行っており、
収穫した蕎麦は市場流通せずにこのお蕎麦屋さんに
特化して自家消費しているという。このお蕎麦屋さん
の近くの山中は標高400〜500mと蕎麦作りに適した
気候風土そして寒暖差のある蕎麦畑が広がっている
ようだ。
御蕎麦屋さんの横には農産物直売所も併設しており、
そばシフォンケーキを購入してきたが、こちらも
美味かった。また寄ってみたいお蕎麦屋さんだ。
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/