今朝、 Yahoo !のニュースをチェックして驚いた。
昨夜(04日、日曜日)23時57分、 読売新聞の配信では、
能楽囃子 葛野流大鼓方 亀井忠雄師が 今月03日(土曜日)
に 逝去されたということだ。 81歳。合掌
私の 稽古流派 が 宝生流 であったし、職場から近く歩いて
行ける 水道橋・宝生能楽堂では、演能において よく
亀井忠雄師の大鼓を聴いて痺れたものだった。空間と時間
を鋭く切り裂くような音色と 研ぎ澄まされた所作は、
能楽堂という空間を異界に誘ってくれたものだ。
東京の住いを離れてからは、なかなか亀井忠雄師の大鼓
を聴く機会が無くなってしまった。またいつか能鑑賞と
共に拝聴の機会を得たいものだ、と思いながらもなかなか
実現しないうちの訃報である。「またいつか」というのは
実現しない単なる希望にすぎなかった、と後悔している。
添付写真下;
せめて CD で亀井忠雄師の大鼓を聴いて、今夜は御冥福を
お祈りしたい、、、。手元に亀井忠雄師が御囃子された
CDは、2枚有った。
「砧 / 羽衣 観世寿夫 至花の二曲」のうち、「砧」は
1976年の演能のライブレコーディングで亀井師が聴ける。
このCD、凄い! (「羽衣」も演能のライブ録音)
「能楽囃子」全曲 大鼓は亀井忠雄師。御囃子にどっぷり
浸れるCDだ。
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
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