「麒麟獅子舞」という里神楽を撮影する機会が
有った。
拙者、里神楽は多く撮影しているが、獅子舞は
撮影していない。幼少の時、家へ訪れてきた獅子舞に
恐い思いをしたトラウマから抜けきらず、撮影意欲が
涌かないのだ。
とは云え、鳥取の獅子舞はその名も「麒麟獅子舞」と
呼んで舞の所作だけでなく表情もユニークなことから、
レンズを向けてみた。
獅子役2人、猩々1人、お囃子(太鼓、鉦、笛 各1名)
というシンプルな構成で舞われるが、特に特徴的に
思えたのは面を地面につけて尻尾を逆立てる型である。
私の写友のブログ『 風太郎の雑記帳 』に昨日、島根半島
の狛犬について興味深い記載が UP されていた
(下記、許可を得てコピペ)
『私が今まで関西でぶらっとしていても余り見かけない
前かがみの「狛犬」ちょっと調べてみると前かがみに
なっているのは獲物を狙う姿勢だそうで渦巻があり、
筋肉もりもり、尻尾が太いもの「狛犬」ではなく「唐獅子」
と呼ぶそうで「出雲型」と呼ぶそうな。』
(以上)
狛犬も獅子であるが、この「出雲型」もしくは「かまえ型」
と呼ばれる狛犬は島根から鳥取の神社に分布している
ようである。
ということから、この里神楽の顔を下げて尾っぽを上げた
飛び掛かる寸前の威嚇するような姿は、神社の狛犬の姿に
共通した地域性なのだろう。
添付写真;鳥取市、仁風閣にて
舞手は智頭農林高校・郷土芸能部の皆さん。
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/