霜月まつり・みやあげ)を奉拝、撮影。
その後に 滋賀県 長浜市西浅井町月出を訪問し、
湊の名残を探してきた。
添付写真;刀根まつり
特殊神饌の「ひつのふた」を両側で捧げ持たれて、その下を
「ヒツノフタ」と呼ばれる少女が歩いて行く。
東西の座が有るが写真は西座で、「ひつのふた」には
赤餅を短冊状に切ったもの、吊るし柿、そしてスルメ
が入れられている。
少女が御神饌の下を歩くのはいくつかの祭礼で見られる
が、本来は少女が憑坐(よりまし)あるいは自身が
人身御供であったのが、御神饌の供進役に転じている
のだろう。
人身御供研究の六車由美氏は このような事例について、
「頭屋制という男性中心の組織に担われる祭祀形式が整備
される中で 本来は神の示現に不可欠であった女性が
祭りの中心から周縁に排除されていった」、
と述べておられる。
とは云え、今回 奉拝して思うのは、やはりこの真紅の
羽織を着た少女が祭りの、秘めたる核心ではないかと
思うのである。
大変、興味深い おまつり であった。
福井県敦賀市刀根 から 滋賀県長浜市西浅井町月出へ転戦し、
丸子舟の残渣を求めた。むろん舟は無いが、たまたま
お話できた地元の人の御父上が丸子舟に乗船されていた
人で、大変に有意義なお話を伺うことができた。
午前05時 出発、 午後05時 帰着。
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
【関連する記事】