2019年03月20日

木之本町石道へ(7)旧・石道寺

今月10日、D51牽引の「 SL 北びわこ号 」を撮影前に
探索した、廃寺跡である 旧・石道寺。
昨日の UP に続いて、旧・石道寺 墓地に安座している
見事な形状の五輪塔が、今夜の写真。
水輪の胎蔵界大日如来の種子である「ア」の右側に
「権大僧都法印教導」、左側に「永禄九年七月
二十七日」とある。昨日 UP の五輪塔の 後の日付
が刻印されている。僧侶の墓、もしくは供養塔であるが、
年月日は供養の日か没日かは不明である。
永禄九年は西暦の1566年で、地元の浅井家が滅亡した
姉川合戦の 4年前である。
さて、その五輪塔。水輪の下方が膨らんだ下膨れ
で、昨日 UP した五輪塔と僅か7年しか違わないのに、
造形がかなり違うことに驚く。ただ、火輪の隅の
反りや風空そして地輪は、形状的に共通性が有る
ように思えた。
被供養者の僧侶は存命中、どんな方だったのだろうか。

by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

20190316take1.JPG


20190318manofureEX2.JPG
posted by gagaku at 21:25| 石造美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする