今月10日、D51牽引の「 SL 北びわこ号 」を撮影前に
探索した、廃寺跡である 旧・石道寺。
昨日の UP に続いて、旧・石道寺 墓地に安座している
見事な形状の五輪塔が、今夜の写真。
水輪の胎蔵界大日如来の種子である「ア」の右側に
「権大僧都法印教導」、左側に「永禄九年七月
二十七日」とある。昨日 UP の五輪塔の 後の日付
が刻印されている。僧侶の墓、もしくは供養塔であるが、
年月日は供養の日か没日かは不明である。
永禄九年は西暦の1566年で、地元の浅井家が滅亡した
姉川合戦の 4年前である。
さて、その五輪塔。水輪の下方が膨らんだ下膨れ
で、昨日 UP した五輪塔と僅か7年しか違わないのに、
造形がかなり違うことに驚く。ただ、火輪の隅の
反りや風空そして地輪は、形状的に共通性が有る
ように思えた。
被供養者の僧侶は存命中、どんな方だったのだろうか。
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/