D51牽引の「 SL 北びわこ号 」を撮影前に探索した、
滋賀県長浜市木之本町石道の旧・石道寺跡。
一昨日、昨日と UP した 仁王門跡石垣などから
奥へ歩くと、山の斜面を開削したり盛り土して堂を
建てたと思われる平地の痕跡がみられるようになる。
しかし明治時代に廃寺となってからの時間の流れで、
かつては平地であったろうと思われるだけで、今では
崩れがちである。
やがて目的である、五輪塔の佇む場所に出た。
場所は本堂跡の下段で、参道から2mくらい高い
場所である。見渡すと、五輪塔も一石五輪も有るし、
他には無縫塔や石柱墓もある。ざっと見て、20数基
の石塔が存在している。
ここの五輪塔の素晴らしさは、私的に下記であろう
と思う。
地輪に銘が有り、被供養者や年度が判る。
寄せ集め塔でなく、ほぼ完存。
そして、保存のために場所が移転されていないため、
本来の場所に存在する
などの点だろう。
整備” の名目で荒らされる” ことなく、静かな
山中で安らかに過ごす石塔群に、手を合わせてから
シャッターを切った。
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/