2018年09月23日

薪能

昨夜の撮影は、 連休3連戦の初日。

三重県伊賀市(伊賀上野)の上野城で開催された
薪能を鑑賞、撮影してきた。
演目は、
狂言【蝸牛(大蔵流)】
能【小袖曽我(観世流)】
であった。

雨天なら小学校の体育館での上演となるところ、
早朝の雨も上がって 虫の音に秋を感じさせる夜、
予定通り 上野城本丸広場で開催された。

添付写真は【小袖曽我(シテ;武田邦弘師)】。
曽我十郎祐成(シテ)と曽我五郎時致(ツレ)
は源頼朝が主催する富士裾野の巻狩りに潜り込んで、
父の仇の工藤祐経を討とうとする。その前に
勘当されていた時致も母に会って勘当を解いて
もらおうとするが、会ってももらえない。
寂しく発とうとする兄弟の後姿に、母はついに
勘当を解く。兄弟は別れの水杯を酌み交わし、
出立前に 相舞の「男舞」を舞う。

素材を『 平家物語 』、『 源平盛衰記 』 にもとめた
四番目物の、いわゆる「雑能」である。
シテが直面という、珍しい曲である。

by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

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posted by gagaku at 18:46| 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする