2017年07月10日

土曜日の 能楽

先週の土曜日(8日)、宝生能楽堂(文京区本郷;
最寄 JR は水道橋)にて 演能を拝見した。
下記にシテ方・ワキ方の演者名を記すが、お囃子方
および地謡は写真をクリックで拡大し、ご覧ください。

@ 宝生能楽堂 華寶会
 (宝生流)【 卒塔婆小町
        シテ:田崎隆三
        ワキ:野口能弘、ツレ:野口琢弘
        他
 (金春流)【 殺生石
        シテ:櫻間右陣
        ワキ:野口敦弘
        他
狂言(和泉流)【 栗焼
        シテ;野村万作
        アド;深田博治

主宰は下掛宝生流の(ワキ方)である
野口敦弘師である。ワキ方からの主催ゆえ、
流派を超えた番組が二番並ぶのが嬉しい。
まず拙者の稽古流派の宝生流による【卒塔婆小町】。
実は初見である。シテの老婆の枯れ具合がなんとも
云えない能だった。位が重い番組だろうが、若い
能楽師さんが舞ったらどんな小町になるだろうか、
そんな思いで鑑賞した。
【殺生石】は舞台の上の岩の作り物の中で野干に
変化して出て来る。岩の割れ方にも流派によって
いろいろ有るようで、興味深かった。岩の中から
赤頭で現れるのは、インパクト十分だ。道成寺
と違って、後見役が手伝うので脇正面席からだと
着替えが見える。できるなら正面席から鑑賞したい
番組である。

by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

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posted by gagaku at 21:38| 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする