2017年07月07日

七夕の曲

今日は七夕
七夕の曲って、有りそうで少ない。
思い付くのは、 二星 朗詠 (じせい ろうえい)。
平安時代中期に完成された「朗詠」という
雅楽』のジャンルの歌曲である。
CD では、伶楽舎による演奏で聴ける(ちょっと
変わった演奏だが)。
一ノ句〜三の句までで6分52秒の曲だ。
実際には 弘安七(1284)年七月七日に初見された
曲ということである。

七夕は星辰信仰から生まれた行事で、奈良時代には
朝廷の行事にも採用された節日(せちにち)。
【二星 朗詠】が作曲された平安時代には
書籍『有職故実』を見ると、既に風流なイベント色
が強い行事になっていたことが分かる。

添付写真は、伶楽舎CD のライナーノーツでの
【二星 朗詠】の部分。

by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/

170707manofureEX.JPG
posted by gagaku at 21:33| 能楽・雅楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする