七夕の曲って、有りそうで少ない。
思い付くのは、 二星 朗詠 (じせい ろうえい)。
平安時代中期に完成された「朗詠」という
『雅楽』のジャンルの歌曲である。
CD では、伶楽舎による演奏で聴ける(ちょっと
変わった演奏だが)。
一ノ句〜三の句までで6分52秒の曲だ。
実際には 弘安七(1284)年七月七日に初見された
曲ということである。
七夕は星辰信仰から生まれた行事で、奈良時代には
朝廷の行事にも採用された節日(せちにち)。
【二星 朗詠】が作曲された平安時代には
書籍『有職故実』を見ると、既に風流なイベント色
が強い行事になっていたことが分かる。
添付写真は、伶楽舎CD のライナーノーツでの
【二星 朗詠】の部分。
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
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