滋賀県近江八幡市武佐町の勧請縄である。昨年12月23日に訪れた時は、檜の葉(オニ)が一年の雨風に晒されてくたびれ果てていたが、今月12日の訪問時には、新しく掛けられていた。勧請吊りの儀式は1月4日にあったようだが、この日付は例年変わるらしいので、なかなか事前の把握が難しい。一般的に“トリイクグラズ”とか呼ばれる勧請縄の中央の飾りは、ここでは二本の角が生えた“オニ”と呼ぶ。樒や榊でなく檜で出来ているのも、東近江市周辺の勧請縄とは異なる。悪霊が集落へ侵入するのを防ぐ、鬼のパワーを意味することは周知であろう。勧請縄が出来上がる夕刻から武佐神社の社務所で儀式が行われるようである。宮座の形式を残しているようで、今年の当番のから来年の当番への“当渡し”の行事もあるようである。
しかしこの勧請縄、街角のコーナーに吊るされているが、、、そう、昔は道切りのスタイルで路を跨いでいたそうである。やはりそのスタイルが正しいだろう。
(今月12日撮影;Nikon D300+VR18-200mm)
by
HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
posted by gagaku at 21:24|
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勧請縄
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