滋賀県栗東市辻町、三上神社境内の勧請縄である。
大縄からは13本の小勧請縄が垂れ、中心部には杉でできたトリクグラズ(語源は「鳥居潜らず」か?)が付いている。それらの付随物から、神社の注連縄とは違うことが判る。神社境内に入り込む邪霊疫神を遮る目的か、あるいは神社の真ん前を通る国道8号線によって集落が分断されるかして、本来は辻の外れに掛けて集落の防御をしていた勧請縄を、神社境内に吊るすように変更になったのかもしれない。掛けている支柱が新らしいステンレスの棒というのは、本来はここに吊るしていたわけではないことを物語るようにも思える。
(昨年3月30日撮影;Nikon D300+VR18-200mm)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
2009年01月09日
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