昨日、近江八幡市(滋賀県)
小田神社の祭礼宵宮を撮影してきた。氏子域の十王町が一基、江頭町も一基、小田町が二基それに稚児松明一基の笠松明を馬場道に立てて、午後8時から奉火した。各町内からは大太鼓の御輿の巡行もあり、松明奉火の最中には打ち上げ花火を上がるという凄さっ!ちょうど明日14日には同じく近江八幡市の八幡祭りで松明奉火が行われ、多くの参拝者(観光客)で賑わうようである。こちらは観光的には有名で、このような火祭りは近江八幡市で唯一と思っていたが、実は
近江八幡市一帯では3月下旬から5月上旬にかけて多くの集落の産土神社祭礼で松明奉火が行われているのである。ちょうど今月6日の拙Blogでも、近江八幡市友定町八坂神社の松明祭りの写真をUPした如くである。近江八幡市だけで、このような火祭りが何十箇所もある、、。これは凄いことである。さながら「
松明火祭り文化圏」と呼んでも良い程である。滋賀県には正月行事の「
オコナイ」が1月から遅い所では3月まであって、どこかで
オコナイが行われていると云われるような信仰文化圏がある。しかし
松明祭りはオコナイの信仰文化圏とは重なることなく、
松明文化圏を形成していることを知って驚いた。恐るべし滋賀県、すごいぞ。
添付写真上段は午後3時頃の撮影で、我がプリウス君との大きさの比較で、松明のデカさが分かる。
添付写真下段は、午後8時に奉火された松明。その背後で花火が上がる。
(昨日の撮影;Nikon D300+VR18-200mm、D80+10−20mm)
by
HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
posted by gagaku at 16:48|
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祭り
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オコナイ、松明火祭りと地域ごとに独特の祭が行われる事を、実地で体感できるなんてシアワセですね。
ある意味、アハ体験?
>オコナイ、松明火祭りと地域ごとに独特の祭が行われる
滋賀県がこれ程に独特の祭りがあるとは、意外でした。三遠南信などと言って神楽圏を呼びますが、近江の祭り圏に、何らかの呼称を付けてもよいはずです。それが無いのは、民俗学者の怠慢ではないでしょうか。