先月30日に小野小町と深草少将に謂れの「
はねず踊り」が奉納された京都山科区小野御霊町の
随心院は、謡の
謡蹟でもある。
謡蹟とは、お能の内容(特に謡)にちなんだ史跡のことである。随心院の所在地は古来より小野と呼ばれる地で、小野氏の栄えた場所であり、小野小町の邸宅跡とも伝えられる。深草少将の小町への恋愛成就の悲恋話にちなんだ
能【
通小町】は市原野を舞台とするが、これは作者(観阿弥原作、世阿弥改訂)の創作である。もっとも現在は京都市左京区静市市原町には通称「小町寺」、如意山補陀洛寺があって、そこが小町の没した場所と伝わっている。
添付写真は、随心院にある小町化粧井戸である。朝夕に小町が化粧のための水を汲んだ井戸だという。
このような
謡蹟を網羅した素晴らしいHPを拙HPと、昨日 相互リンクして頂いた。
HP『謡蹟めぐり』www.harusan1925.net/ である。ぜひお立ち寄り下さい。この
随心院の
謡蹟についても、
能【
通小町】の項に、かなり詳細に記されてあります。
(添付写真は先月30日撮影;Nikon CoolpixL12)
by
HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
posted by gagaku at 23:16|
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能楽・雅楽
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