妙法寺町(滋賀県東近江市)の勧請縄を、集落側からソトを見たのが今夜の添付写真。妙法寺町の勧請縄は昨年12月31日の拙BlogでもUPしたが今夜の添付写真はそれとは違い、同じ集落でも北東方面に位置する縄である。鬼門の方角に位置するわけだが、この集落では二箇所に勧請縄が吊ってある。縄のソトを見ると、いかにも荒涼とした野が寒々とした気持ちにさせるし、それに比べて勧請縄で守られた集落内には家々の家庭の温もりが感じられるのだ。
ところで本【目で見る民族神;第三巻・境と辻の神(萩原秀三郎)東京美術刊】には、わずか2ページだけだが勧請縄の記事と写真が載っている。撮影場所が妙法寺町となっているが、どうやら勧請縄の形や地形から、どうもこの縄のように思える。なにしろ写真は戦後間もなくの昭和20年代頃の撮影と思えるようなものなのだ。地形は同じようでも、写っている路がダートで狭かったり、家が掘っ立て小屋だったりとレトロである。しかし勧請縄の形は変わっていないのが素晴らしい。
(添付写真は今月27日撮影;Nikon D80+SIGMA10-20mm)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
2008年01月31日
この記事へのコメント
匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_^;)ありがとう。。。
Posted by フェラガモ at 2013年07月25日 09:49
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