2008年01月29日
勧請縄 (勧請吊り) 五智町 ・写真
名神高速道路八日市ICから半径3kmで探しても、けっこう勧請縄は多い。今日UPした五智町は、ICから最も近い部類だ。ただ、初めての街で細く入り込んだ路地に迷い込むと何処に居るかも分からなくなるので、五智町の郵便番号をナビに入れて走った。ナビの表示する方向の田の向こうに集落が見えてきた。田んぼの中に島のように集落が有る場合、勧請縄を探すのは容易だ。勧請縄は集落の外れにあるからだ。ただ外れとは云っても、どの辻にあるかだけが問題だが。細い路地のわりに、案外と往来がある。狭い道で対向車を避ける時には路肩には積雪があり、スタッドレスタイヤとはいえ、運転は慎重になる。四辻に来た時、ふと道路ミラーに目をやったら、勧請縄も目に入った。ここのは昨日UPした岡田町の勧請縄のように、幅1.5mくらいの勧請縄である。違う点は、そこから魔除けとされている南天がフサフサとブラ下がった勧請縄であることだ。道路ミラーの存在でも分かるように四辻に存在しており、「塞神(道祖神)」的・「辻神」的な勧請縄である。ソトから辻を通って魔が集落に入り込むのを防ぐ、防塞装置である。
この道路ミラー、「注意」と矢印が付いているので、どうぞ鏡面も御注意下さい。セルフポートレート的に、私をも写してあります(汗)。
(今月27日撮影、滋賀県東近江市五智町;Nikon D300+VR18-200mm)
by HP【舞!組曲】www.photoland-aris.com/myanmar/
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難しいです(汗)。
とりあえず的に今夜のBlogに書いてみました。
勧請縄について一般書でも有れば助かるのですけどね。無さそ〜なんですよね〜これが、、、。まぁ、専門書か民俗学会論文では有るでしょうけど、そこまで深入りする気が無いし(苦笑)。
勧請縄にも個性があるようですね。二十一世紀に入っても毎年続けることに驚きを感じます。
勧請縄を吊るす時は、神職さんが行事を
行ったり、僧侶だったり場所によって
違うようです。この曖昧さが、日本!の
特色ですね。このような縄を街に吊るす
感覚は、やっぱり外部の人とは違うの
かもしれません。その「感覚」を大切に
して欲しいものです。地域独自性って
祭りの形が違うように色々あってこそ
だと思います。