2024年09月23日

五條家 御旗祭り

後醍醐天皇第六皇子の懐良親王は1361年、太宰府に
征西将軍府を開府して九州南朝王国を樹立した。
懐良親王が吉野朝から出立してから23年が経っていた。
その吉野を出立した時に随従したのは僅か12人で、
筆頭が五條頼元であった。頼元から第25代五條家当主
によって昨日、「御旗祭り」が五條家において斎行
されたので奉拝してきた。
懐良親王が吉野出立にあたり後醍醐天皇から賜った
御旗を「金烏の御旗」というが、五條家に伝わって
おり、その御旗が祭典において祀られる。

前夜の最終フライトで熊本へ飛び、翌朝にレンタカーで
五條家の福岡県八女市黒木町大淵へ移動した。
夜間は雷鳴轟く超悪天候であったが、祭典の行われる
頃には雨も上がって多くの参拝者が見守る中で行われた。
御旗祭りの祭典後には懐良親王が祈願した相良寺
(熊本県山鹿市菊鹿町)に参詣、そして親王らを支えた
武将菊池武光らの眠る正観寺(菊池市隈府)にも参詣
した。
その後、大谷温泉で休憩後、最終フライトで帰宅した。

その地域一帯が歴史の伝承に努めておられ、南朝の
息吹が生きたまま伝わっている雰囲気は全国の南北朝史
においても貴重である。また来年も奉拝させて頂きたい
ものである(深謝)。

なお現場には南北朝研究の第一人者であられる森茂暁先生
が来場されており、ちょうど持っていた氏の文庫本に
サインを頂けて嬉しかった。

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2024年09月17日

After Concert(谷口沙和さん)

今年07月27日(土)、28日(日)に名古屋で、
広島への原爆投下にによって被爆したピアノを迎えて
「第二回 被爆ピアノ平和コンサート」が開催された。
昨日はその「After Concert」として、前回出演された
音楽家の一部による演奏会が開催されたので聴いてきた。
演奏家は8名で、下記の通り
1.(P)佐藤奈菜氏(オリジナル曲)
2.(Vo ,Gt)PAGE氏 ポップス曲2曲
3.(P)宮脇彩永氏 ショパン
4.(P)宮脇氏 シューマン「飛翔」
5.(P)宮脇氏、谷口沙和氏 レスピーギ「ユーモレスク」
6.(Vn)谷口沙和氏 イサイ無伴奏曲第4番
(休憩)
※谷口氏の誕生日を祝うサプライズ
7.(Vo)Minako氏 ポップス曲
8.(P)鎌田やよい氏 バッハ「シチリアーノ」
9.(P)清水有里氏 リスト「溜息」
10. (P)清水、鎌田、佐藤各氏による秋のメドレー
11.(Vo)七瀬紫氏(P)清水氏「愛の賛歌」
12.(Vo)七瀬氏(Vn)谷口氏(P)佐藤氏アズナブール曲
13.(Vo)Minako氏(P)佐藤氏(Vn)谷口氏
   「君の瞳に恋してる」
幅広いジャンルの名曲を素晴らしい演奏で聴くことが出来た
素敵な演奏会であった。音楽を楽しむ時を享受できる平和は、
誠に尊いものだ。

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2024年09月15日

今日は滋賀県へ

久々に滋賀県へ。
京阪のNHK大河「光る君へ」のラッピング電車を
大津市内で撮影(インスタにUP済)。
その後、故郷の長浜市で買い物をしてから、帰着。

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2024年08月27日

訪独より

訪独から今朝、帰国。
写真は その内に HP に UP 予定。

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2024年08月11日

連日(谷口沙和さん)

08月09日(金)と10日(土)の連日、谷口沙和さんの
ヴァイオリン
を楽しんできた。

■ Tocka(トスカ)
2024年08月09日(金)、
ANNEX HITOMIホール(名古屋市中区)

ロシア語の「トスカ」とは(心の)鬱ぎ、鬱々とした状態、
憂愁、哀愁や絶望の意味だという。その反意として郷愁、
憧れ、未だ見ぬものへの魂の探求などの解釈があるという。
そのタイトルに表現されたチラシの肖像画では、どこか遠く
へ視線を送った茫洋とした表情の男性が描かれている。
その混沌とした心情は歴史精神(その時の時代精神)に
よって生み出された音楽かもしれないが、曲には鬱ぎや絶望
のなかから光が差し込む救済の望みのメロディも見いだせた。
1st ヴァイオリンやビオラは奏者を替えながらも、各演奏家
が渾身の魂の入力で演奏された壮絶なトスカ感を感じさせる
素晴らしい演奏であった。
特にショスタコーヴィチとプロコフィエフでは「トスカ」
からの救いが異なって感じられる。ショスタコーヴィッチ
の場合、スターリン時代からの解放の予言と願望が有った
のかもしれないが、フルシチョフになって何が変わったと
いうのだろうか。そして現在、果たして我々の進む未来が
不安故に「トスカ」の心情に陥ってしまうということも
あろう。07月27、28日に谷口氏らによって開催された
被爆ピアノを使った「平和コンサート」とセットで考えたい
内容であった。
余談になるが、プッチーニ作曲のオペラ「トスカ」であるが、
トスカとは固有名詞くらいに思っていたが、このロシア語
の意味が隠された名前だなのだろう。そう思うと、オペラ
「トスカ」への理解も深まったように思えた。

(演奏家)
谷口沙和氏、日比ありさ氏、川合晶氏、窪田翔椰氏
(曲)
ラフマニノフ;弦楽四重奏曲 第1番
リムスキー=コルサコフ他;ロシアの主題による変奏曲
ショスタコーヴィチ;弦楽四重奏曲 第1番
プロコフィエフ;弦楽四重奏曲 第1番
(アンコール)グラズノフ;ワルツ

(主催)谷口沙和氏 / ON Music project
___________________

■ 「古都づくりの集い」(あすかのサマバケ)
2024年08月10日(土)日本料理「萩王」(奈良県明日香村飛鳥)

明日香村観光協会交流活性化事業実行委員会「あすかのサマバケ」
参加で、「古都づくりの集い」として萩王さんでON Music project
さんによる演奏が行われた。演奏者は谷口沙和氏、フルートの
細川杏子氏であった。「萩王」さんは大正初期に五條から移築された
古民家であり、まず大広間で 濃厚で美味しい完熟マンゴーと
ラズベリーのあわ雪氷を頂いているうちに、演奏が始まった。
その後に谷口氏は蔵の中、細川氏は書院造の金の間と別々に移動
されて演奏された。風格あり重厚で歴史ある建物の中で演奏される
ヴァイオリンそしてフルートは、同様に風格と気品に満ちた響きで
明日香の歴史の地に融合したように思えた。
かき氷、演奏、展示作品そしてお屋敷と明日香の村の雰囲気を
味わわせて頂き素晴らしい時を過ごさせて頂いた。

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2024年07月28日

被爆ピアノ 平和コンサート(谷口沙和さん)

広島長崎の原爆で被爆したピアノが、11台現存している。
その内の10台は広島で1945年08月06日に被爆しており、
殆どは演奏不可能なほどの破壊状態であるとのこと。
しかし爆心地から約3Km離れた所で被爆した当時17歳で
あった かずこさんのピアノは、現在では広島のピアノ調律師
である矢川光則氏によって状態が維持されて、氏によって
現役状態が保たれている。この通称「被爆ピアノ」は氏が
自身の4トントラックに乗せられて戦争の悲惨さ平和の尊さを
後世に伝えることを使命に、これまで全国47都道府県で
約3000回の「被爆ピアノ平和コンサート」として巡演コンサート
に貸し出されて演奏に用いられている。
今回名古屋での開催は2回目であり、ピアニストの佐藤奈菜さん
ヴァイオリニストの谷口沙和さんによって2日間の開催が企画
実行された。07月27日(土)は 沙和day として谷口さんが責任者
として スタジオフローラ(名古屋市西区花の木)にて
三部構成で行われた。
07月28日(日)は 奈菜day として佐藤さんが責任者で
モナペトロ(名古屋市中区栄)で三部構成で行われた。
27日の構成は
第一部が「小中高生による音楽会」
第二部が「歌とピアノによるコンサート」
第三部が「ヴァイオリンとピアノと歌によるコンサート」
28日の構成は
第一部が「金城高校ハンドベルクアイア、金城大学卒業生声楽科
    アンサンブルリリー・ミューズとピアノによる演奏会」
第二部が「被爆ピアノ触れ合い演奏会」
第三部が「アーティスト達の共演コンサート」
であった。
以上の内、私は27日の第三部と28日の第一部を聴いてきた。
演奏は場所備えつけのピアノではなく、被爆ピアノを用いられた。
ピアノの音色は明るくまろやかで、解脱したような響きであった。
おそらく平和希求のコンサートで奏でられることで鎮魂されて
いったのであろう。演奏曲はクラシック曲に加えて佐藤氏が作曲
されたオリジナル曲が強い平和と安寧の気持ちでもって演奏された。
28日のハンドベルは名古屋では金城高校生が演奏されることで
超有名であるが、まともにゆったりと聴くのは初めてであった。
澄み切った清らかで、心洗われるような響きで魂の平穏を
感じるような演奏であった。声楽家卒業生によるミサ曲や
東日本大震災直後に作曲された「花は咲く」には涙が出るような
気持ちとなった。
平穏であることが、いかに尊いことであるか。
27日(土)第三部の演奏家はヴァイオリン谷口沙和さん、
ピアノの佐藤奈菜さん、宮脇彩永さん、ソプラノの尾崎保乃歌さん
であった。
28日(日)の第一部では谷口さんは佐藤さんによる被爆ピアノで
二曲を演奏された。

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2024年07月07日

昨日は(谷口沙和さん)

昨日は ヴァイオリン谷口沙和さん
ピアノ里見早紀さんによる演奏会を聴いてきた。
夏らしい曲をバロック音楽からポップスや
ジブリ曲まで幅広く演奏されて、素晴らしい
演奏会であった。
なお、二部構成で各45〜50分の演奏時間であった。

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2024年06月27日

あじさいコンサート(谷口沙和さん)

昨夜は幸田町民会館(愛知県額田郡幸田町)の
「あじさいホール」で行われた
『第323回 あじさいコンサート』〜
《向夏に導く ヴァイオリンとピアノの調べ》を
聴いてきた。(主催:幸田町文化振興協会)
出演演奏家は
ヴァイオリン 谷口沙和さん、ピアノ宮脇彩永さん
演奏曲目は
モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのための
ソナタ第18番
クライスラー:愛の悲しみ
ベートーヴェン:ピアノソナタ第2番 第一楽章
フォーレ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番
     第4楽章
成田為三:浜辺の歌
中田喜直:夏の思い出
作曲者不詳:われは海の子
シューマン:子供の情景より第七曲トロイメライ
シューマン:歌曲ミルテの花より献呈
ブラームス:FAEソナタより第三楽章「スケルツォ」
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 
      第一番「雨の歌」第一楽章
(アンコール)「川の流れのように」

初めて幸田町民会館を訪れたが丘陵地帯に図書館なども
併設した文化発信エリアを形成しており、演奏会ホールと
しては「さくら」「つばき」「あじさい」と風流に綺麗な
名前が付いたホールを3つ備えており、その規模の大きさ
に驚いた。
今回の演奏会も第323回ということだが、定期的かつ持続的
に行われている文化芸術の発信力に驚いた。
さらに驚いたのは、休憩時間にお茶とお菓子のふるまいが
有ったことである。その おもてなし に驚くだけでなく、
演奏会を聴く機会を設けて頂いただけでないことに恐縮至極
である。音楽+茶菓子で楽しんでもらおうという
心意気が伝わってくる。

演奏曲は初夏の爽やかさや夏の風物や情景を感じさせる曲、
あるいは夏のような熱い思いの籠った曲が見事な演奏で
展開された。演奏の前に曲の紹介が行われたのも大歓迎だ。
予備知識を聴く前に得るだけでなく、演奏家の声や笑顔を
拝見できることは、演奏家と聴衆の垣根を取っ払って
堅苦しいクラシック音楽のイメージの軟化にも役立つからだ。

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日曜日(谷口沙和さん)

23日(日曜日)、ヴァイオリン 谷口沙和さん
ピアノ 伊禮漢菜さん、フルート 林里紗さんの
コンサートを聴いてきた。
演奏は二部行われ、一部と二部では演奏曲目も
異なり各部45〜50分、たっぷりと演奏を満喫させて
頂いた。途中では楽器の紹介や楽器に関するクイズ
コーナーも有って、知っているようで知らなかった事に
驚かされた楽しいコンサートだった。

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2024年06月22日

ちょっと楽しいコンサート(谷口沙和さん)

今日は「4人のヴァイオリン奏者による
ちょっと楽しいコンサート」と題した演奏会が開催された
(スタジオ フィオリーレ;名古屋市中村区)
(ON Music project主催)。
奏者の方々は
波馬朝加氏、清水綾氏、谷口沙和氏、長谷部りさ氏
曲は
ホフマン:ヴァイオリン四重奏曲
バチェヴィチ:4つのヴァイオリンのための4重奏曲
ヘンデル:アラ・ホーンパイプ
日本の唱歌メロディ
夏のアイネクライネナハトムジーク(竹之内奏編曲)
サン=サーンス:死の舞踏
モンティ:チャルダッシュ
(アンコール)ドボルザーク:家路
ヴァイオリン4人での演奏で、音域や音色が同一となる
楽器による演奏になるのだが、幅広い表現に感嘆しつつ
楽しむことができた。4人の演奏家の掛け合いや協調の
素晴らしさだが、前半のクラシック曲はホフマンの音の
収束ていくメロディに対してバチェビチの分散的な
メロディの目まぐるしい音にも酔いしてることができた。
後半は日本の唱歌メロディで春夏秋冬の季節の巡りを
楽しみ、そして「夏のアイネクライネナハトムジーク」
では唱歌歌謡が何曲隠されているか、聴いてからの
ナゾナゾが有った。5分ほどの曲に実に25曲が隠されていた
とのことで、10曲くらいと思っていたので大きく外れて
しまった。チャルダッシュも各奏者が推進していくから
もの凄いスリリングで美しい演奏となった。
前半と後半で曲も提示される内容も変って、本当に
ちょっとでなく、すごく楽しめるコンサートだった。
また4人さんによる演奏会を聴いてみたいものだ。

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2024年06月16日

谷口沙和・井上莉那・武藤沙和(各氏)

昨夜は「谷口沙和・井上莉那・武藤沙和」を
電気文化会館ザ・コンサートホール(名古屋市中区)
にて聴いてきた。お三人が同一コンサートで演奏
されるのは東京すみだトリフォニーホール(今月12日)
以来の公演。つまり東京と名古屋の2回公演で、
曲は同一プログラムであった。
どの曲も素晴らしい演奏で、一週間で2回聴けたことで
曲をしっかり味わいながら細部の音の絡み具合まで
楽しむことができた。また同じ奏者で演奏会が有ることを
願ってしまう。

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2024年06月13日

谷口沙和・井上莉那・武藤沙和

昨夜は「谷口沙和・井上莉那・武藤沙和」を
すみだトリフォニー 小ホール(東京都墨田区錦糸)
にて聴いてきた。お三人が同一コンサートで演奏
されるのは初となる東京公演である。
(Vn)谷口沙和氏・武藤沙和氏
(Pf)井上莉那氏
曲は
ショスタコーヴィチ:2つのヴァイオリンとピアノの
          ための5つの小品
ショパン:ノクターン第8番
ミヨー:2つのヴァイオリンのための二重奏曲
ミヨー:2つのヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ドップラー:アメリカの主題による二重奏曲
モシュコフスキ:2つのヴァイオリンとピアノのための
        組曲
(アンコール)シューマン:トロイメライ
一番最初のショスタコーヴィチの曲は5つの小品に
個性が有るが陰鬱なイデオロギー臭さはなく、むしろ
作曲者の脳内花畑のような現実逃避の世界を感じる。
3人の演奏に第一曲目から引き込まれた。
ショパンは井上氏のソロ演奏で、優しさと内面の
激しさの劇的な印象が美しい表現でショパンの世界の
ダイナミックレンジを味わうことのできる演奏だ。
ミヨーの二重奏曲は二人の沙和さんの息の合った
アイコンタクトに信頼関係の達成域を実感する演奏。
ミヨーの2つのヴァイオリンとピアノは、主に3つの
テーマが繰り返し同時に、交互に、または離合しながら
変化して織り成していくのだが、3人の紡ぎあう
メロディーが優雅である。
後半の2曲は前半以上にハードな演奏。
ドップラーはフルート演奏パートを谷口さんが奏し、
ヴァイオリンパートを武藤さんが。聴くのは楽しい
曲だが、演奏者は凄いハードであるようだ。
モシュコフスキは4楽章形式で、重量感と各楽章の
味わいがフルオーケストラのような厚みある響きに
酔いしれる、素晴らしい演奏であった。
(主催:若手演奏家を応援する会)

次は同一奏者による名古屋公演(今週土曜日;
電気文化会館ザ・コンサートホール)だ。

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2024年06月09日

初夏の音楽祭(谷口沙和さん)

「初夏の音楽祭 〜Family Concert 〜」が
LIVEデザイン・カンパニー(鬼頭塗料)併設モデルルーム
(愛知県あま市七宝町)にて開催されたので
聴いてきた。
出演者は ヴァイオリン谷口沙和氏、ピアノ橋本由羽氏、
ソプラノ尾崎保乃歌氏。そして あま市で活動する
大学生のギター奏者2人の、計5人によるコンサートで
あった。
谷口氏、橋本氏そして尾崎氏が歌う日本の四季の唱歌
童謡のメドレー、そしてJ-Pop 演奏には懐かしさと
日本語の歌詞の美しさが引き立つ優しさ溢れる演奏であった。
一方、オペラアリアからはド迫力の感情を揺さぶられる
ようなイタリアンオペラの世界を提示されて聴きごたえが
あった。
今回は谷口氏のソロ演奏には無茶ぶりが有った。チャルダッシュ
をアイマスクをかけて弦も楽譜も見ないでの驚きの
演奏であった。アイマスクを演奏途中で掛けられたのには
ビックリしたものの、変らず見事な演奏。ただその
アイマスクにはゴルゴ13のスナイパーの目が描かれており、
二度驚き。この無茶ぶりは、ピアノの橋本氏による提案
だったそう。
ギタリストも自分の世界観を持った深い演奏を披露して
くれた。
そして最後は「世界に一つだけの花」を聴衆と合唱して
大盛り上がりになった。楽しいコンサートで感謝!

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2024年06月03日

今日は 宗次ホールコンサート (谷口沙和さん)

宗次ホール(名古屋市中区栄)における
ランチタイム名曲コンサート vol.2583
『ピアノ四重奏で奏でる真珠の輝き』
を聴いてきた。

演奏者は下記の通り(敬称略)
谷口沙和(ヴァイオリン)山口桃子(ヴィオラ)
窪田翔椰(チェロ)宮脇彩永(ピアノ)

演奏曲目は
成田為三:浜辺の歌
小山作之助:夏は来ぬ
作曲者不明:われは海の子
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第二番より 第3楽章
ビゼー:歌劇『カルメン』より「前奏曲」「ハバネラ」
      「ジプシーの踊り」
シューマン:子供の情景より第7曲トロイメライ
シューマン:ピアノ四重奏曲 より第1楽章
(アンコール)エルガー:愛の挨拶

日本の唱歌童謡から歌劇、そしてガチのピアノ四重奏曲
までヴァリエーションある演奏を楽しませて頂いた。
モーツァルトの緻密な演奏、シューマンの重厚さと軽快
さを揺れ動く演奏にはシューマンの感情の起伏の激しさ
を感じることができる名演奏であった。
ビゼーからは破滅に向かう狂気のようなスペインの光を
感じることができる素晴らしい演奏であった。

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2024年05月22日

誕生日

今日は リヒャルト・ワーグナー氏 211歳 の誕生日。
おめでとうございます。
氏の誕生日に何を聴こうか、、、誕生日の関連で
「ジークフリート牧歌」だな

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garde # 4 (谷口沙和さん)

■ 2024年05月21日(火)
コンチェルト+コンサート シリーズ garden #4
電気文化会館ザコンサートホール(名古屋市中区栄)

大編成のオーケストラが必要となり、ソリストと しても
観客としても演奏そして鑑賞機会の少ない 協奏曲を室内楽
のオーケストラで演奏して身近に 感じてもらおうという、
意欲的なシリーズ。garden というのは、ソリストだけでなく
奏者一人一人が 生き生きと咲く花の如く輝くように、
という意味で ある。
garden #4 はソリストに岩崎花保氏と井上莉那氏を迎えて
バッハとショパンの協奏曲他が演奏された。

バッハでは弦6人にフルートの構成で、バロックの透明感
ある高貴それでいてロマン派的な情感を含んで神々しい
演奏を披露していただいた。
このバッハの未来志向的な響きはその前に演奏されたミヨー
が近代からバロックを向いたベクトルの曲との対比という、
考えられた構成であった。
そして「運命の力」は抗えない運命の鉄槌の響きの
ファンファーレからフルオーケストラのようなスケール大きい
演奏に魅了された。そして異性に魅かれた甘美な運命を
感じさせるショパンのピアコン2番では、管を向かって左側
とピアノの背後に計6人配し、右側に弦が6人並ぶという
配置であった。ピアノは室内楽構成のオケと応じ合いながら
素晴らしい演奏で感動であった。フルオケにピアノが埋没
することなく、存分にピアノを楽しむことが出来たのは
室内楽編成ならではであろう。

(出演、敬略)
井上花保フルート、井上莉那ピアノ、
アンサンブル・ガーデン:
細川杏子・岡田麗紗子・安田莉子・巣立ひかり・ 山崎瑞季・
伊藤歩美
川合晶・谷口沙和・日比ありさ・波馬朝加・三谷野絵・加藤優弥

(曲)
ミヨー作曲ルネ王の暖炉
C.P.E.バッハ作曲 フルート協奏曲二短調
ヴェルディ作曲 歌劇「運命の力」序曲
ショパン作曲 ピアノ協奏曲第2番

(ON Music project)

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2024年05月12日

SHOWROOM Concert Vol.9(谷口沙和さん)

今日は ヴィルトゥオーゾ名古屋(名古屋市中村区)さんでの
『SHOWROOM Concert Vol.9』 を 拝聴してきた。
波馬朝加さん、谷口沙和さん、清水綾さんの
ヴァイオリニスト3人による演奏で、 曲は

ミーチャム作 アメリカンパトロール(3人)
シュポア作 二台のヴァイオリンのための3つの二重奏曲
     より第一楽章(波馬、清水)
ルクソール作 2つのヴァイオリンのためのソナタより
      (谷口、清水)
ピアソラ作 リベルタンゴ(波馬、谷口)
《企画コーナー》3台のヴァイオリンの聴き比べ
 〜 パッヘルベル作 カノン(3人)
モーツァルト作 キラキラ星変奏曲(3人)
モンティ作 チャルダッシュ(3人)
(アンコール)
チャイコフスキー作 トレパック(3人)

06月22日に スタジオFiorire で「4人のヴァイオリン奏者
による ちょっと楽しいコンサート」で演奏される4人の
ヴァイオリニストさんのうち、お三人による演奏会で
あった。この4人の奏者によってこれからのコンサートが
シリーズ化されるということだが、それを期待するに十二分
に素晴らしい演奏会であった。お三人の個性ある響きが
見事に掛け合い融合し、豪勢な響きとなった。
今日のプログラム、最初の曲から驚かされた。ミーチャム作
の「アメリカンパトロール」という曲だが、1885年に作曲
されているようだが、ドップラーのアメリカ小二重奏曲の
オマージュ的なメロディが出るのだ。あるいは当時の
アメリカでその曲が流行っていたことで取り入れたのかも
しれない、と想像した。
リベルタンゴ、チャルダッシュ、トレパックと
ヴァイオリンが豊かに鳴る曲を、お三人のエネルギッシュ
な演奏で聴けたのは感激であった。
尚、企画コーナーで谷口氏が1780年ドイツ製の、清水氏が
1936年フランス製の、そして波馬氏が昨年誕生したばかりの
イタリア製のヴァイオリンの聴き比べをしてくれた。
それぞれを言葉で表現するのは難しいが、ドイツの繊細さ
フランスの華やかさ、イタリアの艶っぽい響きで、その三台
によるパッヘルベルのカノンは美しい音色であった。
また次回の「4人」のヴァイオリニストによる演奏会が
楽しみである。

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初夏の室内楽クラシックコンサート(谷口沙和さん)

ピアノの新井瑛久 氏プロデュースによる
「初夏の室内楽クラシックコンサート」を アーク
栄サロンホール(名古屋市中区栄)にて鑑賞して
きた。
ヴァイオリンは谷口沙和さんである。
曲は
・クライスラー ベートーヴェンの主題による
        ロンディーノ
・モーツァルト ヴァイオリンソナタ第21番K.304
・タイユフェール ヴァイオリンソナタ第2番
・フォーレ ヴァイオリンソナタ第1番 
(アンコール)フォーレ 「子守歌」

新井瑛久氏の名古屋遠征公演は二部制で、昼公演は
新井氏のソロ演奏で、夜公演が谷口氏を迎えての
室内楽演奏会であった。
新井氏は確かな技巧演奏だけでなく、場を盛り上げる
MCで笑いを誘いながらリラックスさせて演奏会を
進行されたが、谷口氏のヴァイオリンと所謂「会話」
では息の合った演奏を披露して下さった。合わせの
時間が限られていたとのことで、即興に近い演奏だった
のかもしれないが、谷口さんもノビノビと弾いてらした
のが伝わってくる良い演奏会であった。珍しいのは
タイユフェール作曲のヴァイオリンソナタ第2番で
あるが、予習しようにもネット上にも無い曲であった。
谷口さんから演奏前に作曲家の紹介があったが、
純粋ゆえの情熱を感じさせる演奏であった。フランス
の作曲家だったが、聴きながらラヴェルを想像したが
実際にラヴェルに師事したことがあったようだ。
また聴いてみたい曲である。
また両氏による演奏会を期待していよう!

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2024年05月05日

おとつむぎ(谷口沙和さん)

昨日は Cafe My Stage 2408 (愛知県東海市養父町)にて
「おとつむぎVol.3 - ototsumugi- the premium 」
が開催されたので拝聴してきた。
奏者の方々は ヴァイオリン谷口沙和さん、
フルート福田彩花さん、ピアノ市居宥香さん。
ドリンクを飲みながら春らしい選曲の演奏を楽しむことが
できた。飲み物と音楽のコンセプトカフェの同所には
グランドピアノも配され、尚且つ店のガラス扉を開くと
開放感があり、狭いながらも素晴らしい空間を提供して
くれている。奏者の方々との距離感も近く、左側でピアノ
右側でフルートそしてヴァイオリンとステレオ効果の
音響と奏者の表情をも楽しむことができて、素晴らしい
演奏鑑賞の時を過ごさせて頂いた(感謝)。

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2024年05月03日

第27次 訪独(帰着)

先月25日(木)に羽田へ移動し、翌日のフライトに搭乗。
今朝03日(金)の朝に帰着。

演奏会は3回 鑑賞。
その内の2回はフランクフルトで
AlteOperにおける演奏会
VADIM GLUZMAN | Violine
NICHOLAS COLLON | Dirigent
Magnus Lindberg | Chorale
Erkki-Sven Tüür | 3. Violinkonzert ≫Gespräche mit dem
        Unbekannten≪ (Auftragswerk des hr –
        Deutsche Erstaufführung)
Richard Strauss | Eine Alpensinfonie

Oper Frankfurt におけるオペラ
TANNHÄUSER UND DER SÄNGERKRIEG AUF WARTBURG
RICHARD WAGNER 1813–1883
Romantische Oper in drei Aufzügen
(BESETZUNG)
Musikalische Leitung
Thomas Guggeis
Inszenierung
Matthew Wild
Bühnenbild
Herbert Murauer
Kostüme
Raphaela Rose
Choreografie
Louisa Talbot
Video
Clemens Walter
Licht
Jan Hartmann
Chor
Tilman Michael
Dramaturgie
Maximilian Enderle
Tannhäuser
Marco Jentzsch
Elisabeth
Christina Nilsson
Venus
Dshamilja Kaiser
Wolfram von Eschenbach
Domen Križaj
Hermann, Landgraf von Thüringen
Andreas Bauer Kanabas
Walther von der Vogelweide
Magnus Dietrich
Biterolf
Erik van Heyningen
Heinrich der Schreiber
Michael Porter
Reinmar von Zweter
Magnús Baldvinsson
Ein junger Hirt
Karolina Bengtsson
Vier Edelknaben
Marta Casas / Chloe Robbins / Emma Stannard
/ Elena Tasevska
Tänzer*innen
Luciano Baptiste / Tommaso Bertasi / Ken Bridgen
/ Andrii Punko / Thomas Riess
Chor der Oper Frankfurt
Frankfurter Opern- und Museumsorchester

他の1回は、ドレスデンで
Des Dresdner Zwingers GALA KONZERTE
Vivaldi Die vier Jahreszeiten

蒸気機関車の撮影、乗車と観光も行ってきた。

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